Introducion

写真とスポーツ

時を切り抜く写真、一瞬に全てをかけるアスリート。不可逆の「時間」を対象にする点でもスポーツと写真は共通点が多い。
アスリートと写真の姿が重なる「瞬間」を追い求める。忘れられたもう一つのスポーツの醍醐味を写真という形にして。

竹見脩吾の写真

あなたは写真を撮る時、何を意識するだろうか。私の場合は4つの事象。これらは私の写真に対する考えであり、終わりのない課題でもある。

「人と感情」  「人間」の「感情」を写真に
「光と影」   「光」と「影」をスポーツ写真に
「美と力」   アスリートの「美」と、目に見えない「力」を写真に
「瞬間と空間」 決定的な「瞬間」、無限に広がる「空間」を写真に

竹見脩吾にとってスポーツ写真とは

私にとって良いスポーツ写真とは、「魅せる」ことができるかどうか。「人の心を動かしたい」ありふれた言葉だが、私の写真に対する想いの原点はこの言葉にある。1枚の写真から見てくれる人になにか変化を与えたい。それはどんな些細な事でもいい、写真に興味を持ったりスポーツをしたい見たいと思ってくれるだけでも、それが誰かのためになるのであれば、私にとってそれ以上幸せな事はない。